私たち身の回りにはいろいろな化学製品があり、これらを作り出す化学工業は、私たちの日常生活を豊かにし、社会文化の創造に役立ってきましたが、21世紀現在、地球規模で起こっているさまざまな環境問題を解決していかなければなりません。環境化学科は化学工業の知識と環境に関する意識をもった化学技術者を養成するための学科です。
就職・進学内容については進路先のページを参照ください。
環境化学製図室、化学計測実習室、無機化学反応実習室、環境計測実習室、薬品室、器具室、材料庫、材料化学実習室、環境化学準備室、資料室、物理計測実習室、生化学実習室、生化学準備室、危機分析実習室、環境分析実習室、データ処理室、化学工業基礎実習室、化学工業基礎準備室、プラント実習室、単位操作実習室、有機化学反応実習室
プラズマ発光分光分析装置、フーリエ変換赤外分光分析装置、高速液体クロマトグラフ、イオンクロマトグラフ、ガスクロマト質量分析装置、ガスクロマトグラフ装置、原子吸光分析装置、紫外可視分光光度計、ロータリーエバポレーター、超純水製造装置、超音波洗浄機、電子天秤、送風低温乾燥機、屈折計、旋光計、光電比色計、pHメータ、真空ポンプ、空気圧縮機、伝熱試験装置、流動試験装置、貫流水蒸気ボイラー、小型立型ボイラー、鋸盤、研削盤、ボール盤、アーク溶接機、旋盤、コンピュータシステム、ガス溶接機、インキュベーター、クリーンベンチ、オートクレーブ
■工業技術基礎
工業に関する基礎的な技術を実習・実験を通して学びます。環境化学科ではハンダゴテを使用したテスタの作成などを行います。
■課題研究
3年生が自ら工業に関するテーマを設定し、その課題の解決や成功方法を自ら探究します。3年間の知識の集大成として、例年様々な課題に取り組んでおり、自発的・創造的な学習態度を育てる目的で行っています。
最近の課題内容
小学校への出前実験
身近な環境の細菌衛生についての調査
自然素材の再資源化について
電池の作成
■環境化学実習
1年生では、基礎的なガラス器具などの使い方や身近なものの製造実験などを行います。2年生では、容量分析実験や有機合成実験など1年生で学んだ知識を活かしながら機械を使用した実験などを行います。3年生では生化学実習・有機化学実習・環境分析実習・プラント実習など様々なガラス器具や機械を使用した実習を行います。
3年間通して段階的に化学の知識を深められるような実習を行っています。
■環境化学製図
日本工業規格に準じた製図に関する知識と技術を習得できるよう、製図の読み方や書き方を学びます。T定規や三角定規を使用して紙に手書きで書く製図や、パソコンを使用して書く製図(CAD)を実習や座学で行います。
■情報技術基礎
近年の社会の情報化に対応すべく、情報技術に関する知識や技術を習得できるよう、情報モラルや簡単なプログラミング、コンピュータシステムについてなど情報技術に関する様々な知識を座学で学びます。
■工業化学
工業化学に関する知識と技術を習得できるよう、元素や構造式、化学結合、エネルギー収支の計算など化学に関する様々な知識を3年間座学で学びます。
■化学工学
化学製品の製造に関する知識と技術を習得し、実際に活用できるよう工場の製造過程やエネルギーの計算方法、安全対策などについて座学で学びます。
■地球環境化学
環境保全に関する知識と技術を習得できるよう、資源やエネルギーの有効活用についてや環境汚染物質についてなど環境保全に関わる知識を座学で学びます。
環境化学科ブログ
1年生 初めての工場見学
9月20日(金)に環境化学科1年B組
9月24日(火)に環境化学科1年A組
が工場見学として、新川水再生プラザに行きました。
普段見ることができない大規模な下水道施設を見学し、下水処理の流れなど、多くのことを学びました!
1年生にとっては初めての工場見学ということもあり、日々の授業とはまた違う貴重な体験ができたので、今後に活かしてほしいと思います!
お忙しい中、このような機会を作ってくださいました、新川水再生プラザの皆さんありがとうございました!
工場見学に行きました
6月11日(火)に環境化学科3年生が工場見学に行きました!
今回見学させて頂いた企業様は
王子製紙株式会社 苫小牧工場 さん
出光興産株式会社 北海道製油所 さん
でした。
大規模な施設を見学し、生徒も大変満足した様子でした。
今回の工場見学を機に、また1つ進路意識が見栄えたので、これからの進路活動をより有意義にしていきます!